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「動かない盲導犬」

  • 執筆者の写真: Yusuke Eto
    Yusuke Eto
  • 2016年1月7日
  • 読了時間: 2分

今日は現場の完了検査。

狭い現場には車が溢れていました。

敷地に入れない現場のバンがお尻を少し歩道にはみ出させています。

私は車の停め場所がなくて、車道と歩道に半分乗り上げる形で停車していました。

そこに盲導犬を連れた中年女性が通りかか

り、立ち止っています。

よく見るとバンのお尻が半分ほど誘導ブロック

にかかっています。

私は女性に近づき「すみません、歩道に車が

はみ出しているんで」と言いながら女性の手を

引いて誘導しました。

ところが、盲導犬が動きません。

「通れますよ」と私が言っても、「犬が動かないんです」と女性。

私は「ここに車があるんですよ!」と言いなが

ら、女性にバンの後部を触らせます。

「ああ、狭いから犬が止まっているんだ。

 ゴー!」と女性が声をかけると、盲導犬は歩き出しました。

「ご迷惑をおかけしてすみません」とあやまると、女性は「いいえ」とにっこりしながら、歩いて行きました。

私の車とバンの間は1m弱でしたが、盲導犬は自分と女性が通れる間隔というのを適正に判断しているんだと驚いてしまいました。

そして女性の歩く先を見ると、今度は冷蔵宅配車が歩道の真ん中に乗り上げて誘導ブロックをふさいでいます。

どうするのか見ていると、盲導犬は車道を通って冷蔵車をよけていきました。車が来ていないのを見極めて車道を歩いたのかどうかはわかりませんが!

歩くだけでも前途多難です。

やはり、歩道に車を停めてはいけませんね。


 
 
 

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